在宅ワークやオンライン商談、オンライン面談など、様々なシーンで活用されている Teams会議をさらに機能強化する追加ライセンス「Teams Premium」がリリースされました。
Teams Premium は、話題の Chat-GPT と同様の言語モデル GPT-3.5 を基盤していることなどで、とても注目を集めています。そしてその他にも下記のような注目の機能が追加されています。
Teams Premium 注目の機能
- ビデオ会議の議事録 (AI)
- 発言録の作成 (AI)
- 会議で派生した今後必要な作業の取りまとめ (AI)
- 会議の録画のチャプター分割などを自動化 (AI)
- 会議の動画に電子透かし
- 会議を録画可能なユーザーを限定
- その他、ウェビナー機能、ブランディング、機密度ラベルをつかった情報保護
Teams Premium で実装される新機能の中から、会議内容の漏洩を防止する 電子透かし機能 について詳しくご紹介いたします。
電子透かし機能
会議中に機密度の高いコンテンツを共有する際、参加者のスクリーンショットによる漏洩を防ぐには、今までは口頭で伝えるかスライドに「confidential」等と記載するしかありませんでした。
Teams Premium に追加される 電子透かし機能では、共有したコンテンツに会議参加者のメールアドレスを透かしとして表示させることで、スクリーンショットによるコンテンツ漏洩を防止することができます。
透かし機能は、会議中に共有するコンテンツやカメラに対して適応されます。
機能の適用方法
管理者が Teams 管理センターにて [会議ポリシー] より機能を有効にしたのち、各会議開催者が 会議の [会議オプション] より機能を有効にします。
注意点
2023年3月22日現在、透かし機能がサポートされているのは Teams デスクトップアプリとモバイルアプリのみになります。
Teams Webクライアントの参加者では、透かし機能を使用して画面共有がされた場合、真っ暗な画面が表示され、会議の音声のみが聞こえる仕様になっているようです。
その他にも Teams Premium には利用者からの要望が多かった機能が多く実装されていますが、特に AI でどう業務が変わっていくのか?ということに注目が集まっているようです。
Teams Premium のライセンスについて
Teams Premium のライセンスは 2023年6月30日までに購入すると、1か月あたり1人あたり月額 USD7(通常価格の30%オフ)で利用できます。この機会に是非お試しいただけたらと思います。
通常の Teams との差異
Teams Premium は 2023年2月より順次利用開始が出来る状態になり、利用開始から 30日-60日間の間に通常の Teams との機能の差が発生する計画になっています。
下記の機能を使っている方は評価と検討が必要になりますので、Livestyle のサポートを使っていただき、機能説明や導入検討の支援をご相談ください。
【現在使えているが Teams Premiumにしないと使えなくなる機能】
- キャプションを使ったライブ翻訳
- カスタムしたトゥギャザー モードの利用(通常版は利用可)
- Teams会議記録・タイムライン マーカー